この「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ インタビュー」ページは「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」のインタビュー記事を掲載しています。
新たな特撮シリーズ「PROJECT R.E.D.」の第1弾「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)が、2月15日に放送開始する。“赤いヒーロー”が活躍する新たな特撮作品の幕開けを飾る本作で主演を務めるのは、俳優の長田光平さん。オーディション秘話や、レッドを背負う覚悟、そして“新たなギャバン”への思いを聞いた。
◇「年齢的にも厳しいかなと思っていた」
「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」は、1982~83年放送の「宇宙刑事ギャバン」からビジュアルや宇宙を舞台にしたSF要素を引き継ぎつつ、最新の映像表現と演出方法で再構築した全く新しい「ギャバン」。宇宙は一つではなく、地球とそっくりな別の地球が存在するという“多元宇宙論”の世界観で展開し、主人公のギャバン・インフィニティ/弩城怜慈(どき・れいじ)が多種多様な次元を舞台に事件を解決していく。
長田さんは1997年9月12日生まれの28歳。ミュージカル「刀剣乱舞」の小竜景光役や、舞台「『ブルーロック』2nd STAGE」の糸師凛役など、舞台を中心に活躍してきた。これまでも仮面ライダーシリーズをはじめ特撮作品のオーディションに挑戦してきたという。
「小さい頃から、特撮を含めていろいろな映像作品を見てきたことが、役者になりたいと思った原点なんです。特撮に出たい気持ちはずっとありましたが、書類や二次審査で落ちてしまうことが続いていて……。それでも、特撮は若手俳優の登竜門とも言われるジャンルですし、どうしても関わりたいという思いでオーディションを受け続けていました」
主演決定の知らせを受けたときの心境について、「いまだに信じられないです。正直、年齢的にも厳しいかなと思っていました」と率直に語る。
「オーディション中、福沢(博文)監督と目が合った時に、個人的には“バシン”と何かつながった感覚があったんです。でも、それが理由だったのかは分からなくて。なぜ自分を選んでいただけたのか、ずっと不思議でした」
後日、その理由を福沢監督に直接尋ねたところ「怜慈の自然体の感じと合っていたのが良かった」と言われた。
「これまでの経験からオーディションでは変に気負わず、ナチュラルでいようと心がけていたのが良かったのかな。諦めずに受け続けて本当に良かったです」
◇“昭和ギャバン”へのリスペクト
「ギャバン」の名を冠する本作。昭和の「宇宙刑事ギャバン」の向き合い方について聞くと、長田さんは少し照れたように振り返る。
「名前を聞いたことはあったのですが、正直詳しくは知らなくて……。合格してから改めて視聴したのですが、今見ても本当にカッコいいんです。『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』も、100年後の人が見ても『カッコいいね』と思ってもらえる作品にしたいです」
怜慈の変身ポーズには、“昭和ギャバン”のオマージュも込められている。
「動きを決める中で、福沢さんが『やっぱり入れたいよね』と話してくださって。どんな形がいいか一緒に動きながら考えました。(他のギャバン)ルミナスやブシドーとのバランスも含めて、すごく考え抜かれた蒸着ポーズになっています。ぜひ楽しみにしていてほしいです。昭和ギャバンのようにカッコよく……いや、カッコよくできるように頑張ります!」
新プロジェクトの“レッド”として選ばれたことについては、「選んでいただいた以上、自分の役割をきちんと果たしたい」と真っすぐな言葉で語る。
「僕がレッドでいることで、周りのキャラクターたちがより魅力的に見えたらうれしいなって。自分で背負いこむというより、みんなで作り上げていけたらと思っています。周りの方に支えられながらやらせていただいています」
スタッフからは「怜慈は人懐っこいけど、光平も同じだよね」と評されることもあるという。取材中も、記者のボイスレコーダーに興味津々で質問を重ねたり、誕生日を聞いて「同じ星座ですね」と無邪気に喜んだりと、場を自然と和ませていた。新たな特撮の歴史を切り開く“人懐っこいヒーロー”の存在感は、すでに始まっている。(取材・文:遠藤政樹)